金利について

金利の影響

金利が上がるとどうなるの??

ついに日銀が金利引き上げを行いましたね!(平成19年2月現在)

為替や株などに手を出している僕にしても、他の投資家さんにしても、やるなら早くやれ!!って思ってました。。

良い機会なんで、金利があがると経済がどのようになっていて、投資にどのような影響がでるのかということを解説したいと思います。(本来ならば、マクロ経済学のケインズ分析であるIS−LM分析から、説明するべきことなのでしょうが、それはのちのち。。。^_^;)
順を追って説明します。「もう知ってる!」って人はカテゴリー飛ばしながらどうぞ!

まず、金利とは?
金利の種類
金利と投資の影響
平成20年6月の見解

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まず、金利とは??

「金利」って言葉が頻繁に飛び交ってますが、
金利って言葉の定義からはっきりさせていきましょう!

金利の定義は、経済学的に言うと「機会費用の損失に対する代償」
ってことです。

一般的には「お金を借りる際にかかる値段」
とでも考えるのがシンプルです。

ですが、金利とはそう単純なものでもないんです。

金利というものは、「景気の体温計」なんて呼ばれちゃったりしていて、
経済活動にたいする指標のひとつでもあります。

そう呼ばれる訳は、
経済の潤滑剤としての役割を金利が担っているからです。

景気が加速してヒートアップしてるときには、
金利を上昇させてクールダウン。

逆に景気の調子がよろしくないようであれば、
金利を低下させて燃焼させる。

そうしないと、ヒートアップして燃え尽きちゃったり、
逆に冷めすぎて温まらなくなっちゃったりしちゃいますからね。

だから金利は「景気の体温計」って呼ばれています。

今まで「ゼロ金利政策」っていうのが、行われていました。
バブル崩壊後の日本経済の不況に対する金融政策だったんですが、
あまりにも類をみない異常事態でした。

なんせ、金利をほぼゼロにしたんですから。。。
(実際はゼロではなく、確か0.15%ぐらいだったかな?)
金利をゼロにする。
つまり、金利を操る日本銀行の力を失う。

経済の道しるべを与えてくれるはずの日銀が、
力をなくすなんて不安になるのは最もな話です。

しかし金利が下がったことで、
お金を借りて投資をするなんてことができちゃったり、
簡単に設備投資(企業が機械などを買うこと)をしたりできるので、
良い面もたくさんありました。

そうすることで、
優良な銀行や企業を混乱の中から救おうとしたのです。

そうこうしているうちに、少しずつ景気が上昇傾向を見せ始め、
ついに2006年7月にゼロ金利政策が解除されました。

そしてその延長でもある、今回2007年2月の利上げ。

当然の流れではあるのですが、
政治的な選挙の影響があったことは否めません。

今回のこの利上げがどのような影響をあたえるのかは、
今後の展望を見てから報告していきます。

金利の種類

金利にもいくつかの種類があります。

まずはその分類についてざっくりと説明します。金利の種類については、分類の方法なども多種多様にありまして、なにが正しい分類かどうかは専門家によって異なります。

今は僕の中の分類を紹介しますが、これだけが分類方法として存在するわけではないので、その点を覚えておいてください。

@長期金利

最も経済活動の活発性を示す金利です。
定義としては、満期までの期間が一年を越す金利のことを指します。しかし、一般的には「長期金利=10年物国債の利回り」を表すことが多いです。
まとめると、長期スパンの経済活動の指数を表す金利が長期金利であり、長期金利は一般的に10年物国債の利回りのことだってことです。
厳密に説明すると、長期金利の中にもまだまだ分類があり、公社債市場や国債先物市場などがありますが、そこまで厳密に覚えなくとも、まずは長期金利=10年物国債利回りって覚えてしまいましょう!

A短期金利

短期金利の定義は、満期までの期間が1年以下の金利のことを指します。
一般的にはコール市場の金利やCD金利のことを指します。この短期金利にも様々な種類があります。手形金利や、CP金利、債券現先金利など。
しかし、たいての場合はコール市場の金利(コールレート)が短期金利の指標として使われます。

B変動金利

住宅ローン市場や保険業界で使われる金利のことです。
将来の経済状況によって金利が変動するタイプってことです。このタイプは今、金利が低いからって、お金をバンバン借りたりしたら、将来金利が高くなっていって大変なことになってしまうってことがあります。将来的な金利を予測する必要がありますが、10年後・20年後の金利を予測するのはかなり厳しいでしょう。       

C固定金利

Bの変動金利とは逆の、いつまでも今のままの金利水準のタイプってことです。将来の金利水準を予測しなくてすむので、一番金利計算がしやすいというのがメリットです。しかしインフレやデフレで、お金の価値が変わったりしても、金利が変わらないというのがデメリットでもあります。       

D自由金利

お金の金利が需給関係で決まるタイプの金利です。
借り手>貸し手→金利上昇
借り手<貸し手→金利低下
日本では1994年の金融自由化ですべての預金金利(無利子の当座預金を除く)がこのタイプになりました。

E規制金利

Dの自由金利とは逆に法令や政府によって金利が規制されて決められるタイプの金利のことです。日本が昔の戦後復興期に行っていました。
いまでも規制金利のままであるのは公定歩合(基準割引率および基準貸付利率)ぐらいです。

F名目金利

物価の上昇を加味しない金利をさします。言い換えると物価の変動、つまりインフレ率を考慮しない金利です。通常の場合、この名目金利は数字の指標としては使われますが、あまり重要ではありません。

G実質金利

Fの名目金利とは対照的で、物価の上昇を加味して決められる金利のことです。インフレ率と深いかかわりがあります。
簡単な例で考えると、名目金利が2パーセント上昇したとしても、インフレ率も2パーセント上昇していたら、実質金利には変化がないことになります。

金利と投資の影響

今回は投資、主に株と金利の関係について解説します。

株価というものは金利のほかに、
もろんですが企業業績からも影響されます。

一般的には  が成り立ちます。

金利が上がれば、株価が下がる。

なぜこうなるのでしょうか。

それは他の投資材料との比較を考えれば簡単です。

金利が上昇すると、債権などの利回りも高くなるので、
機関投資家や外国人投資家が、
リスクの低い債権に標的を変更させます。

そうなると、株価は資金が移動された分下落します。

単純に考えるとこのような図式になります。

また、利上げはローンに直に影響します。
ローンを抱えている企業や、
住宅ローンなどを背負っている家計にとっては深刻です。

そのため、企業が設備投資を抑制したり、
家計の住宅需要が減少したりして、
企業業績を悪化させることも考えられます。

しかし今回の利上げはどうなのでしょうか??

テレビなどでは、
アナリストが「今回の利上げの影響はない」と言っています。

そりゃ、そうです。
彼らも株に投資している一人なので、株価が下がりますなんて言って、
暴落されたら、自分が一番被害にあっちゃいますから。

実際どうなるかということは、
なってみないと誰もわかりません。

個人的な見解は大方アナリストさん方と同じではあります。

僕が考えているのは、
今回の利上げはゼロ金利解除からの流れとして考えているので、
景気の上昇は利上げに抑えられない

しかも、金利が上がったからといっても、
その程度はごくわずかであり、
実質まだ正常な金利であるとは言えないですし。

ゼロ金利政策自体が異常だったんですから。

つまり、このまま株価は上昇するでしょう!!
(平成19年2月22日現在の話です)

アナリストさん方と違う意見のほうが、
おもしろい意見なのかもしれませんが素直な僕の考えです。

決して、自分の損がなくならないように、
アナリストさんと同じことを言っているわけではないので、
あしからず。。。(^◇^;)

平成20年6月の見解

まずは今までの株価推移を確認しましょう。

yahoo Japanさんより抜粋、編集
日経平均のグラフ

予想時点のときから見ると、確かに短・中期的には株価上昇トレンドがあり、日経平均は18000円を超えていたときもありました。
しかし、2008年8月のBNPバリパショックから始まるサブプライムローンの表面化によって、株価は急崩落。。。一次は持ち直しましたが、信用収縮によってさらに下落。12000円台までいっちまいました。
2008年の4月にやっとこさ、14000円台に回復しましたが、今後の見通しはあまり明るくなさそうでもあります。とりあえず、元の水準に戻るのはまだ先でしょう。少なくともアメリカの経済の見通しが明るくならないと、日本の株価も上昇トレンドには入りづらいですから。

アメリカにとって何よりも一番重要なのは原油の高騰でしょう。原油相場が下降トレンドにはいらないと資金が株価のほうに流れ込んできてはくれません。しかも原油相場の見通しもわけがわからないことになっています。

アメリカの大手証券は原油は1バレル150ドル、さらには200ドルになるってレポートを出していますが、日本のエネルギー白書では「現在の原油高騰は投機資金の流入が原因であって、需給面から見た適正価格は60〜70ドル」って言っています。

一体どっちを信じればいいのかはわからないのですが、原油価格は確かに今はバブルッ気ムンムンします。いずれ爆発することは目に見えているのですが、日本のおえらいさんは「バブルがはじけたら適正な1バレル=60ドルぐらいになるよ」って言ってるのだと僕は解釈しました。

つまり、この原油バブルが終わるときが、経済正常化の第一歩だと思っています。
でも僕個人の意見ですが、原油バブルが終わった後も、1バレル60ドルはないと思っています。

今後短期的には、小さな上昇トレンドが生まれ、その後原油相場の爆発とともに一度下落、そして長期スパンの上昇トレンドが形成されると思っていますが、今はその根拠集めの段階です。
結論を決め付けるのは時期尚早ですので、今後も根拠を集めて何かわかったら更新します。

意見がある方はバシバシ連絡してください。

メニューリスト



満期
預けたお金が戻ってくる時のことを指します。
10年物国債
満期が10年の国債のこと。国債とは国が国民から集めたの借金のことです。
コール市場
銀行間でお金の貸し借りをする市場のこと。お金が余っている銀行が、足りない銀行にお金を貸す市場のことです。
CD
CDとは「譲渡性(じょうとせい)預金証書」の略。正式には「certificate of deposit」という名称。預金者が他人に渡せる預金証書のことです。
一般的に個人で使われる、「普通預金」や「定期預金」は預けた本人しか払い戻しができません。
しかしCDとは、お金を預けたら預金証書が渡されて、それを持っている人が払い戻しができます。
つまり、「金を預けたはいいけども、満期まで待てない!」って人が預金証書を売れる、通常とは違う預金証書のことです。
公定歩合
日本銀行が、普通に銀行にお金を貸すときに適用される金利のこと。
今では昔ほどの拘束力がなくなり、平成18年には「公定歩合」という名称が「基準割引率および基準貸付利率」と呼ばれるようになりました。
名目金利と実質金利
実質金利=名目金利−インフレ率
公定歩合の推移
商業手形割引歩合ならびに国債、特に指定する債券または商業手形に準ずる手形を担保とする貸付利子歩合(2001年1月4日廃止)
基準割引率および基準貸付利率
(2001年1月4日以降)
1972.10.02 4.25
1975.04.16 8.5
1991.07.01 5.5
1991.11.14 5
1991.12.30 4.5
1992.04.01 3.75
1992.07.27 3.25
1993.02.04 2.5
1993.09.21 1.75
1995.04.14 1
1995.09.08 0.5
2001.01.04 0.5
2001.02.13 0.35
2001.03.01 0.25
2001.09.19 0.1
2006.07.14 0.4
2007.02.21 0.75
マークされてる部分が0金利政策です。
上の表は日本銀行HPから一部抜粋

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